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実家を壊すのが悲しい。解体を決める前に確かめたこと

実家を壊すと決めるまでの数ヶ月が、いちばん重い時間でした。「壊す」と口にするたびに、生まれてからずっとそこにあったものが消える気がしていました。それでも決めなくてはならなかったので、決める前に何を確かめたかを残しておきます。結論を急ぐ必要はありません。

「壊す」と口にした日から、気持ちが重くなった

最初に重かったのは、まだ見たことのない状態を想像してしまうことでした。

ここで分けたのは、悲しさと判断です。悲しさは抱えたままでよい。判断だけは、材料を見て決める。この2つを同じ場で扱うと、どちらも進まなくなると感じました。

解体を決める前に確かめた項目

手続きと権利の面

家の中と周辺の面

壊したあとの面

※税金や制度、名義の扱いは地域と状況によって変わります。ここは判断せず、専門家に確認してください。

更地にするか、売るか、貸すか — 比較の軸をそろえる

取り壊しは手段の一つで、目的ではありません。私は目的の違う道を並べてから比べました。

比べる軸は2つに絞りました。「先にお金を出すか、あとで時間を使うか」と、「家を残したいのか、土地を残したいのか」。この2つを家族でそろえると、話が感情から少し離れます。

期間と費用は、一般的な目安を先に知っておく

取り壊しは、見積もりから工事の完了まで1〜3ヶ月程度と言われることが多く、かかる期間は地域や時期で異なります。費用は建物の大きさや構造、残す物の量、地域によって大きく異なります。売却まで進む場合は、相談から引き渡しまで数ヶ月から1年程度と言われることが多く、こちらも地域・時期で異なります。金額は地域・時期で異なります。同じ家でも条件で幅が出るので、私は「いくらか」より先に「いつ、誰が、どこに相談するか」を決めました。

私が動いた順番と、相談先の分け方

実際に動いた順番です。

  1. 写真と記録を残す(外観、室内、庭、近所の道順)
  2. きょうだいで優先順位を出す(賛成・反対ではなく、何を避けたいか)
  3. 残す物の持ち出し先を先に決める
  4. 費用と手順の資料を、複数の会社から取り寄せる(この時点で契約はしない)
  5. 名義や税金は専門家、取り壊しと売却の現実的な話は不動産会社に分けて相談する
  6. 最後に家族で確認してから決める

相談先を分けたのは、ひとつの窓口にすべてを聞くと、答えが偏る気がしたからです。そして、気持ちの話は家族ではなく友人に聞いてもらいました。家族に感情をぶつけると、手続きの話が毎回はじめに戻ってしまいました。

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壊すか残すかを決める前に、費用と手順の目安を知っておくと、家族に説明しやすくなります。決めるのはその後でかまいません。

実家の売却・片付けを無料で相談する相談は無料 / 費用・条件は各社の案内によります

相談は無料で受けられますが、対応してくれる範囲や連絡の方法、日程の調整のしかたは各社の案内によって異なります。費用は地域・時期で異なるため、申し込む前に条件を確認しておくと安心です。

解体の日、私は立会いませんでした。その代わり、壊す前に撮った写真を家族で共有しました。家が無くなっても、記録と、家族で決めた順番は残ります。悲しさを消してから決めることはできないので、悲しさを持ったまま、確かめるべきことを確かめて決める。それが今のところ、いちばん後悔が少ない進め方でした。

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